スーパー・ウィングスのジェットへの今日の指令は、ザルツブルグに住む男の子オズワルドにタキシード一式を届ける事だ。オズワルドはピアノが得意で、ザルツブルグ音楽祭に招待されていた。ところが、行ってみると実際はアトラクションの巨大ピアノを弾く為だったとディレクターのシュルツ女史から聞かされる。とても一人で弾けるものではないので、スーパー・ウィングスのジェローム、ディジー、ドニーも出動し、オズワルドの指揮でリハーサルをするが、調子に乗り過ぎたジェロームがピアノを壊してしまう。ドニーを中心にみんなで修理したものの、どうしても直せない音がある。いよいよ本番、困り果てたオズワルドの前にやってきたのは、仲間を連れた燕のエミールだった。こうして音が出ない鍵盤の代わりに燕たちがさえずり、演奏は大成功に終わった。