日本の結婚式の常識を変えた“激動”と“情熱”のストーリーウェディングドレスデザイナー93歳・桂由美花嫁の幸せを願い、ブライダル革命を起こした軌跡を初のドラマ化!新たな人生の門出を祝う一大イベント・結婚式。“はれの日”を彩るウェディングドレスが当たり前になったのは、ほんの数十年前のこと。― 約60年前、結婚式でウェディングドレスを着る花嫁は3%だったー戦後、“婚礼=和装”が中心の時代で、ウェディングドレスを着る人どころか働く女性さえも珍しかった時代…。実業家として、変革者として、“女性たちの選択肢を増やしたい”と、ウェディングドレスの普及に努めた桂由美。1964年。東京でオリンピックが開催された年、赤坂で日本初のウェディングドレス専門店をオープン。しかし、創業当初、今の時代では 想像すらつかない苦難の連続が待ち受けていた。ー着物業界からの嫌がらせ。ー相次ぐ注文キャンセル。ー日本ではドレスの素材すら揃わない現実。赤字続きで経営は苦しく、社員に給料を渡すのが精一杯で約10年間ほぼ無給だったという。それでも、「すべては花嫁の笑顔のために」花嫁が人生最良の日を、一番輝ける姿で迎えられるようにと尽力してきた。そんな逆境を跳ねのけるきっかけとなったのは、奇跡の1着“ユミライン”だったー。